SAYURI 見る前にヤフーレビュー「右前に着ないで」

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SARURIに付いて見る前にちょっと勉強しておくか、と
いつものようにヤフーレビューを見てみる。
レビューってのは好き勝手書いている様でも
人数が集まると結構適正な評価になるもんだし、
大体の方向性が分かったりするもんですからな。

さて、一番ラクチンに検索できうるのでヤフーレビューを見たわけですが、
コレ、一番初めのページに出てくるのは
「評価の高い順」なんですね。

そして、その一番に上がっているのがこれ、驚きです。

『右前に着ないで!!』(以下全文引用)
主役が中国人女優であろうと、髪型がポンパドール風であろうと、芸妓
と舞妓の区別が曖昧であろうと、お座敷が花魁ショー風であろうと、扇の使い方が南京玉簾であろうと、そこはエンターテイメントだからと我慢して見ておりましたが、”右前の着物”だけは止めてもらいたかった!!
さすがに主役の晴れ着はきちんと左前で着付けてありましたが、ふと脇の人の着物を見ると・・・・・嗚呼!右前!!死人じゃあるまいし。
たぶん、本職の着付けの人以外が見よう見真似で着せるのでしょうが。
酷すぎます!!
思えば、十数年前、スピルバーグが監督する予定で、黒澤明に指示を仰いだり主役をオーディションして日系の新人女優を決定したり、期待させられていただけに、今回の作品は残念至極です。
予告や宣伝では、スピルバーグの名が前面に出ていて、ちょっと見はスピルバーグ監督かと勘違いしてしまいますが、彼はあくまでプロデューサー、作品に全身全霊をこめる監督とは違います。
黒澤明もこのような作品に仕上がったのを見たら、天国でどんな顔をされるのか見ものです。
白人、黒人、ラテン系が主役の映画だと納得のいくまでキャスティングにこだわるくせにアジア人が主役だと、とりあえず役にピッタリかどうかということより、アメリカ人が知ってる名前のアジア人に演じさせるというあたり、やはりアジアは軽んじられているような気がします。

なんだか外国の教科書に載っている”不思議な日本”を見させられた気がして、日本が舞台というのにも素直に喜べませんでした。



どうでしょう、コレ。
ピンときましたか?

ナントコレ、641人中564人が「参考になった」と言っているのです。
つまり90%近くの人が、成る程、なっとくぅ〜
とか思っちゃってるって訳です。

私はまだ映画は見てませんので、このレビューがどの程度
自分の考えと合うかどうかなんてわかりませんよ。
見ればアラアラ、と思わずには居られないのはハッキリしてますがね。
でもね、明らかに大間違いな事が一つこのレビューにはあるんです。
それも大変重要かつ基礎的な事が。
余りにも基礎過ぎなんで笑っちゃった位です。

しかし、この人がどんなにこの作品が日本を理解していないと嘆いたところで、
なんせ90%近くの人がこの文章に賛同してしまうのですから
アメリカ人に日本を正確に表現できないのは無理からぬ事であろう、
かつ、このレビューの作者も自分が間違っているとは露ほどにも思わない事も又、致し方無き事なのかと
憤りを感じつつもちょっと肩を落とせずには居られない訳です。

ただ、人に間違いを指摘するならね、
黒澤明なんかを引き合いに出し正当性を高めたいのならね、
基礎的な事は絶対に間違えるな!と言いたい。
なんせ90%近くがコレを見て間違えて覚えてしまう可能性があるのですから。
しかもそれを一緒に見に行った友達に流布してしまう可能性だってあるのですから。

あのですね、「右前に着ないで」というが、それが正解なんだ。
右前が死人用なんじゃない、死人は左前なんだよ。
凄く分かりにくいから間違えるのも無理は無い。
言い方を間違えてるんだろうな、多分。
右襟が上になっているのを見て右前だと思い込んでいるのでしょう。
でもそうじゃないのよ!
左襟が下になる(先に着付ける)のを「左前」と言うのだ。
言いたいことは多分正解なんだろうが絶対に間違えちゃいかんのだ!

出来たら本人に言ってやりたいが
ヤフーレビューに返信機能は付いてないのだ。
もしこの人の知り合いだったら教えてあげて欲しい。

SARURIに付いて見る前にちょっと勉強しておくか、と
いつものようにヤフーレビューを見てみる。
レビューってのは好き勝手書いている様でも
人数が集まると結構適正な評価になるもんだし、
大体の方向性が分かったりするもんですからな。

さて、一番ラクチンに検索できうるのでヤフーレビューを見たわけですが、
コレ、一番初めのページに出てくるのは
「評価の高い順」なんですね。

そして、その一番に上がっているのがこれ、驚きです。

『右前に着ないで!!』(以下全文引用)
主役が中国人女優であろうと、髪型がポンパドール風であろうと、芸妓
と舞妓の区別が曖昧であろうと、お座敷が花魁ショー風であろうと、扇の使い方が南京玉簾であろうと、そこはエンターテイメントだからと我慢して見ておりましたが、”右前の着物”だけは止めてもらいたかった!!
さすがに主役の晴れ着はきちんと左前で着付けてありましたが、ふと脇の人の着物を見ると・・・・・嗚呼!右前!!死人じゃあるまいし。
たぶん、本職の着付けの人以外が見よう見真似で着せるのでしょうが。
酷すぎます!!
思えば、十数年前、スピルバーグが監督する予定で、黒澤明に指示を仰いだり主役をオーディションして日系の新人女優を決定したり、期待させられていただけに、今回の作品は残念至極です。
予告や宣伝では、スピルバーグの名が前面に出ていて、ちょっと見はスピルバーグ監督かと勘違いしてしまいますが、彼はあくまでプロデューサー、作品に全身全霊をこめる監督とは違います。
黒澤明もこのような作品に仕上がったのを見たら、天国でどんな顔をされるのか見ものです。
白人、黒人、ラテン系が主役の映画だと納得のいくまでキャスティングにこだわるくせにアジア人が主役だと、とりあえず役にピッタリかどうかということより、アメリカ人が知ってる名前のアジア人に演じさせるというあたり、やはりアジアは軽んじられているような気がします。

なんだか外国の教科書に載っている”不思議な日本”を見させられた気がして、日本が舞台というのにも素直に喜べませんでした。



どうでしょう、コレ。
ピンときましたか?

ナントコレ、641人中564人が「参考になった」と言っているのです。
つまり90%近くの人が、成る程、なっとくぅ〜
とか思っちゃってるって訳です。

私はまだ映画は見てませんので、このレビューがどの程度
自分の考えと合うかどうかなんてわかりませんよ。
見ればアラアラ、と思わずには居られないのはハッキリしてますがね。
でもね、明らかに大間違いな事が一つこのレビューにはあるんです。
それも大変重要かつ基礎的な事が。
余りにも基礎過ぎなんで笑っちゃった位です。

しかし、この人がどんなにこの作品が日本を理解していないと嘆いたところで、
なんせ90%近くの人がこの文章に賛同してしまうのですから
アメリカ人に日本を正確に表現できないのは無理からぬ事であろう、
かつ、このレビューの作者も自分が間違っているとは露ほどにも思わない事も又、致し方無き事なのかと
憤りを感じつつもちょっと肩を落とせずには居られない訳です。

ただ、人に間違いを指摘するならね、
黒澤明なんかを引き合いに出し正当性を高めたいのならね、
基礎的な事は絶対に間違えるな!と言いたい。
なんせ90%近くがコレを見て間違えて覚えてしまう可能性があるのですから。
しかもそれを一緒に見に行った友達に流布してしまう可能性だってあるのですから。

あのですね、「右前に着ないで」というが、それが正解なんだ。
右前が死人用なんじゃない、死人は左前なんだよ。
凄く分かりにくいから間違えるのも無理は無い。
言い方を間違えてるんだろうな、多分。
右襟が上になっているのを見て右前だと思い込んでいるのでしょう。
でもそうじゃないのよ!
左襟が下になる(先に着付ける)のを「左前」と言うのだ。
言いたいことは多分正解なんだろうが絶対に間違えちゃいかんのだ!

出来たら本人に言ってやりたいが
ヤフーレビューに返信機能は付いてないのだ。
もしこの人の知り合いだったら教えてあげて欲しい。