トイレ番に映画「300」

今日は折角早起きしたのに腹痛に襲われてトイレととっても仲良しになっちゃったよぅ><
聞くとうちのプーさんも腹痛らしいので何かに当ったのかも。
でも昨日の夜は野菜煮込みうどんだったんだけどなぁ。
野菜も腐ってなかったし、うどんはカビてたわけじゃないし、何だったのかしら・・・

本当は東急ハンズに行くつもりだったのに
トイレから100M以上離れるのは非常に危険だったのでお預け。
遅ればせながら「300」を見ましたヨ。

敵方のペルシャの王様のメイクが素敵だわぁ。
特にリップラインが色気があってとってもいいわね。
黒人にゴールドメイクってとても美しいわ!
黒い皮膚って白人や黄色人種にはない独特の艶感があって良いわ。
アイメイクも黒ぶちがキリリと決まってるじゃないの。
細眉メイクにボディピアスも現代的で判りやすい威圧感を演出してるのね。
でも目はナンなのかしらネェ。カラコン
黒目を非常に大きくしたような目っていうのは、
どうも白人映画を見ると悪魔を演出する時によく使われるみたいなんだけど、
全部が瞳孔になってしまったような真っ黒な目というのは
白人は見慣れないから(日本人だってあんなに黒くはないが)、彼らには不気味なのかしら。
ああいう演出をする事で瞳孔が見えない為に表情も判り難くなる、
それによる不気味さや神秘感を醸し出したいのかしらねぇ。
でも黒目勝ちな赤ん坊もあんな表情になるのよね、、、と思うとちょっと可愛いんだけど。
ペルシャ王は背が異常と思える程に高くて、声も黒人独特と思える低い篭った声なんだけど
威圧感タップリで自ら神の王などと言う役柄にピッタリですねぇ。
・・・っていう話では全然ないんだけど。

映画の内容は誇りの為に法すら無視し、無謀な戦いを挑む勇者達って話。
一応、その勇姿に鼓舞されて全軍&隣国が立ち上がるからOKなのですけどね。
見所は血みどろで汚いはずの戦闘シーンの美しさでしょうか。
CG多様でカラートーンも落としてあって非常に躍動感のある仕上がりです。
噂によると戦士達の筋肉すらCGなのだとか。
(血とCGが嫌いな人はアウトですなあ・・・)
戦闘そのものには日本の戦国時代のような知恵比べがあるわけでもなし、
ひたすら槍と剣と盾の戦いなので映画の説明も2行でOKです。
そういう意味では脳みそにビビッとくるような高揚感がないので
戦闘シーンで多少血圧が上がると言えども退屈で刺激のない映画と言えるかも。
リアリティのない美しい殺し合いって、脳はすぐに慣れてしまうものですよネ。

それにしてもスパルタ軍の美しさにくらべてペルシャ軍の扱われ方の酷い事。
まず顔が酷い。衣装が醜い。策のなさが醜い。
あの顔は何なのでしょうか。ペルシャ人は人間じゃないと言いたいのでしょうか。
アラブ圏に対する挑戦、若しくは復讐なのではないか、ってくらい酷い。
魔術に対する扱いも酷い。っていうかアレは魔術じゃなくて知恵と化学だろ。
こんな映画を作っちゃうアメリカンは思慮が足りないと思えるくらい酷い扱いです。
未知のものを受け入れる度量が足りないのではないですか、アメリカンよ。
ペルシャ人にだって家族もいれば愛も伝統文化も誇りもありますのに。

でも何も考えないでひたすらアクション物だと思うと簡潔で面白い。ですよ。
女の子と子供にはあまりお勧めできない映画かなぁ。

追記:実際の戦いで参戦したスパルタ軍は「重装歩兵」なので、映画のようなパンツ一枚で戦ったりはしていない。絵画では裸(ノーパン)で描かれるがそれは芸術的な美しさを追及してのことである。この映画も絵画を映画化したのだと思えば芸術的で美しいと言えなくもない。現代的じゃないけどね。原作は漫画らしいからまぁ・・・しょうがない。