夜の思考は暗いの例

バーベキューには若い衆、おばちゃん、おじちゃん、子供達が参加しておったとな。

おばちゃんは3人おったとな。
おばちゃん達が口をそろえて曰く、
「もう焼けてる頃かと思って来てみたら今からなの〜、ねぇ」
よっぽどガッカリしたのか3回ほど聞いた。

私は意味が判らず賛同できる点が微塵もなかったのでスルーした。
(なんせ一番乗りでせっせと焚火準備したのは私だし。)

・・・のだけれども、後から思いだしたらナニそれな感じ。
(私は割と状況とか表情とかを後から思い出して反芻して分析してしまうのだ)

バーベキューは過程も楽しむモンヨ。何よ女はおばちゃんになると詰らんな!
(差別発言?いや、でもこれが私の主観)(ともかく反芻段階ではそう思った)
しかもおばちゃんと来たら手袋にタオルで襟巻までして完全防備なんだせ!
海なのに!
目の保養にもならないくせして飯だけ食べさせろと言うのか。
なんと言うずうずうしさ(`´)
若くてピチピチで綺麗でキラキラで可愛かったら
「どうぞどうぞ、木陰で休んでてください、汚れるからやっとくよ」とか言うかもしれないけど。
つまんね〜ヨ、おばちゃんはつまんね〜よぅ!

しかも用意してる私に向かって言うという事は
「支度がおせーな、さっさと肉を焼け」という事なのか?!

と、後からメラメラ思ったんだけれども、
更に後から、考えてみたら私が焚火や炭火が大好きで、
火の番が私だというのはおばちゃん達は知らない事だし、
(普通は多分男が火の当番なのかもしれん)(若いピチピチの男の子他にいたしね)
(男の子はチャンバラとジェットスキーに興じていた模様)
しかも着ていた服はランチのまま、麻のお出かけワンピース。
それにファッション用ですヨ〜的なサングラスをかけてた訳。(後から着替えたけど)
炭火を熾したのは私です、なんて言わなきゃ判る訳ないかも。
同意を求めている様な口ぶりだったし。
でも私にはやっぱり、バーベキューで出来上がった肉だけ食べても面白いとは思えない。
皆でワイワイ突いてるのが楽しいんじゃん。
準備するのも楽しいんじゃん、ねぇ。

多分おばちゃん達は10時には子供を寝かす、8時には帰宅、7時には撤収、
6時にはご飯は食べ終わる、、、とプランニングしていたに違いない。

私は子供もいないし、基本自分が楽しみたいので、
「遊ぶ、遊ぶ、遊ぶ、遊ぶ、夜帰る」くらいしか考えてないんだよね。
え〜もう帰るの〜花火もしようよ!とか言いだしそうな勢い。
(言わなかったけど)

おばちゃんがつまらなくなるのは多分家事の段取りとかでいつも忙しいからだよね。
子供じゃあるまいし遊ぶことばっかり考えてられっか、ってことだろうなぁ。
後は飽きるからかなぁ?
おばちゃんも若い頃はバーベキュー楽しくなかったかな?
それとも若い頃から面倒くさく思っていて、適当にお任せしていたのかな?


火って面白いんだよ。
炎が治まって、炭火だけになったところに木を投入してもすぐには炎は上がらない。
炭火を集めて局部的に温度を高くして、木から出るガスに着火する温度にならないと
炎は上がらないんだよ。
保温しつつ空気を送り込んだりしてね。
そこに到達しないと、細い木なんかは炎を上げずにジワジワ黒く炭になってしまう。
炎が上がる瞬間はポッと一瞬で大きな炎になって広がるんだよ。
それに日が落ちる頃になってからの炭火の出すオレンジ色の光はとても綺麗なんだ。
ホームセンターで安い炭を買うと、炭から炎が出たりチリチリ言ったりするけれど、
これは炭としては未熟な炭で、言ってみたら「よく燃える炭」なんだよね。
スカスカだしあっという間に燃え尽きて、本来の炭火焼は味わえない。
すぐ焼きたい時には良いんだけどね。
備長炭なんかは野外では燃えきれずに鎮火してしまうかもしれないし。
プーが買ってきた炭はあまりにもカスカスすぎて、実は炭火というよりは焚火だったけど。

そう、私は火が好きなんであって実はバーベキューの肉は二の次。
脂っこいウィンナーとか食べたくないしな〜。
トウモロコシは美味しかったけどね。

また七輪でもだしてきて魚でも焼くかなぁ。
七輪で焼いた魚は格別なんだよ。
ただの塩焼きでも焼きあがりばパリっとしていて凄く美味しいんだよ。
魚は料理するよりも、そうやって焼いたのが一番好き。


追記
炭面倒だし練炭でも買おうか、と思って検索したら、
トップに出てきたのは練炭自殺だった。
練炭と言えば自殺な時代なんだなぁ・・・