地震と建物

一戸建ての人の為の情報。

最初に結論:ヤバイ家に住んでいる人は緊急地震速報が来たら家の外に逃げよう。
 真剣に費用対効果を考えて地震対策を取ろう。

木造住宅は建築基準法同等(耐震等級1)では震度6で倒壊する可能性がある。
ただし、普通住宅を作るときは基準ぎりぎりではなく、余裕を持たせてある。
余裕がどの程度あるのかはお財布と相談すべし。
耐震等級1〜3というのがあるが、耐震等級1の場合震度7で30%が倒壊、
耐震等級2では7.9%、耐震等級3では3.5%となる。
これもお財布と相談すべし。
阪神大震災では現行基準で立てられた住宅には損害は少なかった。
阪神大震災と言えども実際に震度7以上だった場所は少ないため。

鉄筋コンクリートの建造物が倒壊するか否か:手抜き工事なら基準通りでも倒壊する。
手を抜いていなければ古くても倒壊はしない。
一階部分に広い駐車スペースなどの空間がある場合構造的に弱くなり集中的に被害が出る。

逃げる時間がある場合は柱や壁が多い場所に逃げよう。
一戸建てでやばそうなら外に逃げよう。
ビルの場合はガラスが降ってくるので中に入ろう。

怖がらせるだけではどうかと思ったので、ちょとと調べてみた。

名古屋市耐震補強の補助金について
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/seikatsu/jyutaku/taishin/taisaku/mokuzou/nagoya00018083.html

名古屋市が行っている耐震診断など(無料)
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/seikatsu/jyutaku/taishin/taisaku/mokuzou/

東海地震について(wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E3%83%BB%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%83%BB%E6%9D%B1%E5%8D%97%E6%B5%B7%E9%80%A3%E5%8B%95%E5%9E%8B%E5%9C%B0%E9%9C%87
ナニコレ、名古屋だけじゃなくて結構広範囲に大規模な地震がくるみたい。
もうちょっと準備が必要ですなぁ。。。
周りの人も助けてくれる余裕とかなさそうです。

地震は明日にでも来るかもしれないし、日本はどこだから安心という事はない。
山の手であろうとかつて沼地や谷間だったところを埋めていた場合、酷い液状化が起こる。
液状化は海辺の埋立地のみに起こるわけではない。
耐震や免震は理論値であり机上の空論なので実際は地震が起こってみないとわからない。
人間の作るものなので想定外の物には対処できない。
想定外の規模で起これば当然倒壊の可能性が高まる。しかし対策をしないよりは遥かにマシ。

対策は想定される被害と、対策に必要なコストのバランスがとられる。(費用対効果)

M7.5の地震が起きる確率:阪神大震災発生前の神戸は30年以内に0.02〜8%
東海地震は87%、東南海地震60%、南海地震50%
交通事故で負傷する確率25%(統計方によりその後死亡の人も含まれる)
震度5弱以上という基準に直すと、100%になる。