これも神戸旅行。

神戸旅行・内面視点

10年ぶりの友達と会った。
10年ぶりだっつーのにお互いの服とか目印とか言わずに探してみる。
でも見つからないんだなぁw
電話を握り締めてる人を遠くから発見したんだけどちょっと自分が信じられない。
手足の長さ、バランスが友達っぽいんだけど、顔の雰囲気は違うような気がするし
何より、そのフォークロアっぽい服は何なのさ。
そういう服着てたっけ?思い出そうとするけれども思い出せない。

会ってみたら会ってみたで、お互いの顔にすっごく違和感があって、
二人してどれほど長い時間見つめあったことか(笑)
友達は顔がぷっくらして全体的に↓↓向いてるし
私もハタチからくらべりゃぁ老けまくってる訳で。
二人とも重力には逆らえなかったって事で、
皮膚も弛んで目も垂れて(今でも私は吊り目だけどもっと吊り目だった訳ですよ)
試しに頭皮を引っ張って顔を↑方向に吊ってみたら、
そうそう!そんな顔だった!・・・な〜んて喜んでくれた。

暫く話せばすぐに慣れちゃって、今10年前の顔を思い出そうとしても
もう顔の記憶は更新されちゃってて、出てくるのは今の顔だけなんだけれども。

10キロ太ったとは言っても、元々ガリだった彼女はまだMサイズで
手足がすらっとしていて肘から下の長いのとか、肩幅が狭くて華奢なのとか
そういうバランスは変わる事はなくて、やっぱり同じ人なんだな。
それに電話で話し続けた声っていうのはやっぱり同じなのだった。

女二人が久々に会って話す事って何だって言うと
歳も歳なんで男とか子供とか男とか仕事とか男とか。
彼女はちょっと前まで子供子供って言ってたんだけれども、
今はもう40になってしまったら子宮の声は小さくなったらしく、
すでに余生を楽しんでらっしゃるかのような腰の据わりっぷり。

昔から忘れられない好きな(家族愛的な)男がいるって事なんだけれども、
どうも本人も自覚しているように男の趣味は宜しくない。
というか、その男の女癖がヨロシクナイ。
でもよく考えてみたら女癖の部分は違うけれども、
悪いのは自分なのに責任を女に押し付けるような物言いをして逃げてしまう所があるのは
うちのプーだって同じように悪い。
悪いって事を自覚しても、もうしょ〜がねぇなぁで済ませてしまうのは
自分が歳をとって変化が億劫になってきたからに他ならない。
しかしそれでいいのかヨ?!という気持ちが消える訳ではないので
こういうのは積もり積もっていつか爆発するのかもしれないなぁ。

プーが死んで(もしくは別れて)、彼女がまだ独身だったら、
彼女の友達も巻き込んで独身同盟を作って、
小さなお家を借りるか買うかして、自由気ままな女の家でも作ってみるのもいいかもしれない。

正直、30超えて一人身の女っていうのは
ドロドロした所謂女の園的な女っていうのは少ないし多分楽チンだ。
男には判らんかもしれないけれども、女らしくよく気が付く可憐な女っていうのは
女同士であってもそれなりに気がつくけれども、その分ドロドロしているもんだ。
結局女らしくて男受けが良い行動を取れる女は、同じように女の醜い部分も持っている事が多い。
醜い部分というのが言いすぎなら、面倒くさい部分だ。
そして女って面倒臭ぇな、って言っちゃう女は、
悪く言えば空気の読めないヤツで、浮いてしまうタイプで、アクも強かったりして
やっぱり男からしても理想的な女とはちょっと違うらしい。
まぁ、女らしいとされる点が低いのだから仕方の無い事なんだけれども。
女はコミュニティーを作る動物で、だからこそ異物を嫌うんだけれども、
それは女度数の低い女(男っぽいと言ってもいい)にとってはとても生きにくいモノなんだよな。