温度。

地球温暖化について、懐疑派が増えているらしい。


表はIPCC気候変動に関する政府間パネル)第四次評価報告より。

暖色系がIPCCの温暖化シナリオ。
寒色系が人工衛星による実際の温度変化。
急に平均気温が予測に反して下がってしまっているのがわかる。
しかし1,2年気温が下がったからといって、それだけで寒冷化という事は出来ない。
気候は小刻みに変動するものなので、例外の年というものはあるものなのだ。
5年、10年と下がり続けて初めて、あ、寒冷化してたんだぁ〜ってモンだろう。
結局のところ、後になってみないとわからないのである。
これは温暖化擁護派であろうが、懐疑派であろうが同じ事だ。

今予測を立てるのは予防できる、と考えるからであって、
もし地球の気候の変動が到底人類の手の届かないところで動いている場合、
Co2を減らす、とかいう努力は温暖化予防という点では全くの無駄であった、という事だ。
遺伝子組み換え技術で寒冷化に強い作物を作るとか、
温暖化や乾燥に強い作物を作る、などの対策を打つ事はできるし、有意義だろうが。


■以下は日経新聞、2009年2月2日の記事(グラフも同じく掲載)

平均気温は1970年代半ば以降一貫して上昇、しかし98年をピークにこの10年間は横ばいないし低下し、2008年の気温は21世紀に入りもっとも低かった。
IPCCは気温が2000〜25年に10年あたり約0.2度のペースで上昇するとしているが、
実際は最近10年で約0.2度下がった。
気温低下の原因として専門家が有力視しているのが、
海の自然変動の影響。太平洋では数十年ごとに水温が上下する太平洋10年規模振動(PDO)という現象が知られる。
PDOの高温・低温期は、平均気温の上昇・下降期とほぼ連動。
2000年前後にPDOが高温気から低温期に切り替わったと見られている。
前回のPDO低温期は70年代半ばまで約30年続いた。今回も同じ規模で低温期が続くと、
2030年ごろまで平均気温が上がらない可能性がある。
IPCCの長期見通しが正しければ、その後は気温が再び上昇することになる。

寒冷化との関係で太陽活動の「異変」も注目されている。米航空宇宙局(NASA)は昨年9月、
「太陽活動が約50年ぶりの静かさ」と発表。
その後も太陽活動は静かな状態が続いている。
太陽の日照量の変化のほか、太陽磁気の変動が地球の気候に与える影響への関心が高まっている。
IPCCは2007年の報告書で、今世紀末までに最大6.4度の気温上昇を予測している。


★てことなんだけれど・・・
どうやら海水面も下降しているらしいよ。


★何で南極やグリーンランドの氷は増えているの?
地球が温暖化すると、水が温められ水蒸気が増える。
→水蒸気は雲になる。→南極に運ばれて雪になる
→南極の氷の中心部は−50度。雪は解けない
→周辺部の氷は溶けるけれど、中心部は寒すぎて溶けないので雪が増える。

という訳で、温暖化すると氷が増えるのである。
それが南極やグリーンランドの氷が増えて、ロシアの永久凍土が溶けている理由。


★北極の氷は溶けているらしいよ!大丈夫?
大丈夫、南極の氷は溶けても海水は上昇しない。だって浮いているだけだから。
でもシロクマはどこか別の場所に避難しなきゃいけないかも。
でも現実には、北極の氷がすべて解けることはないんじゃないのかしら。
いくらなんでも、北極点も今日はポカポカ!何て言うほど温暖化はしていない。


★でも二酸化炭素が増えているから気温が上昇したんじゃないの?
実際には、気温が上昇したから、二酸化炭素が増えたんだよ。順序が逆なんだ。
(ここ、良く書いてあるけれどそれを実証するデータをまだ見ていない)←ハート今ここらへん


★地球寒冷化ブーム
1970年代には実は地球は寒冷化して世界が壊滅する!と言われていたらしい。
私は生まれていない頃の事のようなので、知らない。
親世代だったら知っているはずなんだけれど、
「人間の災害に対する危機感・記憶は30年」しかもたないという説を聞いた事がある。
忘れているのかも。

どうやら1940年から1975年にかけて、地球が寒冷化していたんだそうな。
だからそのとき人は「このまま寒冷化したら地球壊滅!」というシュミレーションをした。
今のIPCCと反対の事をしたわけだ(笑)
しかしその後温暖化(間氷期という)が始まり、温暖化ブームが起こった、ってことらしい。


★寒いより温かい方が動物には良い。
エサ(植物と植物を食べる動物)が増える。
実は寒い方が、暑いより死にやすい。病気にもなりやすい。
ウィルスは寒い方が活発になる。風邪は夏より冬の方がかかりやすい。

それと、どうやら夏の平均気温は上昇しておらず、
冬の平均気温が上昇しているらしい。
冬寒すぎるより、私にはウレシイけどね。


★結局
多分、まだまだ人間には、終わった事しか判ってないってことだ。
IPCCは2500人もの科学者を抱えてるっていうのにな!)
そして、地球は温暖化しているのでも寒冷化しているのでもなく、
「気候は変動する」というのが当たり前なんじゃないのか。
結局、人類が何をしようがしまいが、地球は動いているって事なんじゃないのか?

人々はただ、ブームに踊らされているだけじゃないのか。
マスコミも学者もブームが起これば儲かる。
寒冷化になれば寒冷化を警鐘し、温暖化になれば温暖化を警鐘していればイイだけの話だ。
だから一般人は、寒冷化するとウチの栗の成長が芳しくないとかいう事は関係あっても、
それ以上の事はただ自然の事なのだと、受け入れるしかないのではないだろうか。

ヒョウのエサを取りに来た命知らずのネズミ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=859670&media_id=49


http://www.dailymail.co.uk/news/article-1190772/What-squeak-Daring-mouse-whos-boss-scares-leopard-steals-lunch.html