リーダーと責任

自己責任つながり

豪華客船沈没パニック映画なんかを見ると

リーダーが現れて数人を引き連れて脱出する、という流れになるんだよね
そして、そこに実は反リーダー派なんだけれど致し方なく合流する男、なんかも出てくる。

リーダーが正解して皆を助けられればOKなんだけれど、
うっかり道が閉ざされている時があったりすると、
反リーダー派の男はお前のせいだ、お前が間違ったんだとリーダーを罵倒する。

こういうシーンがあったりするんだけれど、
なんとも反リーダー派の男というのは格好悪く、情けなく描かれるものだ。
リーダーは確かに皆を安全にゴールへ送り届けるという責任があるのだけれど、
反リーダーの男にも、このリーダーを選び付いてきたという責任がある。
嫌ならば別の道を行くという自由も最終的にはある訳で。

映画を見ているときはなんとなく流していたけれど、
そう、多分これがアメリカ的リーダーと部下(仮)の責任関係であり
自己責任と言われるものなのかもしれない。

リーダーがリーダーとして機能しない場合リーダーの交代もありえるだろうけど、
そうでないならばリーダーの選ぶ道を支持し、良くやったのだと称えるのが部下。
自分が選んだリーダーのミスをこれまでの健闘も忘れて、
自分が選んだという事も忘れて罵倒するのは、卑怯者なんだ。

と、いう感じじゃないんだろうか、ハリウッド的には。
日本にそのまま当てはめられるかというと多分ちょっと違うのかもしれないけど。
でも明快でイイ感じな理論の様な気がしたんですよ。


元のリーダーを引き摺り下ろして自分が新リーダーになろうという場合・・・
そうでなくても自分の判断で行動しようとする場合、
自分自身のためにもリーダーシップを発揮しなければならない。
自己の判断で行動する場合リーダーは自分なんだ。
そしてその責任は自己に帰属するわけだ。

アメリカの大学に入学する為にはリーダーシップが求められるとか聞いても
イマイチそれがどうして大学に必要なのかピンとこなかったけれど、
今ようやく判った感じがするナ〜