禅ZEN

旧作は映画館でも500円!って事で映画に行ってきたヨ。

ZENの事が判るようになるかって言うと特にそんな事はないような・・・
でもまぁ道元(幼名は文殊って呼ばれてたような?)についても知らなかったし
(どうも文殊丸って幼名は歴史的に確定しているわけじゃなさそうだ)
一個お勉強になった。


禅(映画)ってのは

祈ったり経典を貰ったり、仏像を貰ったりするもんじゃなくてただ只管座禅する物なんだよ。
座って、自分の中に仏が居る事を認識するんだよ。
一切の欲を捨てるんだよ。
物欲とか食欲とか色情とかなんかも捨てるんだよ。(それじゃ人類が滅びると思います)
自殺する事は自分の中の仏を殺すって事だから、駄目なんだよ。
比叡山の僧兵は怖いよ。
日常の生活の中からでも学びはあるんだよ。
達磨宗って宗派があるらしい。


ってな感じなのですが、宗教について深く突っ込んでいるって言うよりも
主人公道元の人となりを合わせて宗派の運営ダイジェストを見た、というような感じ。
んで、専門用語とか出てきて字幕も解説もないし、今の何?っていうのが多い。
という訳で細かいところまでは理解できていないだろうな。



宗教家とか思想家とかを養える社会ってのは平和で豊かな社会だよな。
数%程度、そう言う事にエネルギーを注いでも良いような気がする。
ただし、非生産的すぎるので社会が停滞するほど台頭させてはならない。
これ、絶対約束な。

私は常々、美とは不自然なものであると考えているんだけれども、
(正直、無宗教を旨としている私の考えは割と宗教臭いと思うんだけど)
宗教っていうのも、こ〜、不自然過ぎる所があるんだよなぁ。
でも不自然なのをヨシとするからといって、私は苦しいのをヨシとは思わないんだけど。

男女ってのは必要だからそこにあって、人間の存在に必要不可欠なモノなんだ。
なんで宗教って、追求すれば人類滅亡に繋がるような事を言うかネ?
食欲も性欲も必要だからあるんだしねぇ。
そんなに動物的なのがイヤなのかしら。

今の世の中、自然が遠くなって動物らしさもなくなって、
動物的なカンってのも人間からなくなりつつあって、
食べ物が腐ってるかどうかも自分では判断できなかったりするよな。
こんな時代だからこそ自然を大切に、とか自然らしさを見直そうとか言うんだろうね。

1000年程前だったら人間の生活はもっともっと自然で動物っぽくって、
自然を捨てる事の方が、自然を取り戻すより、より「不自然」で「恰好よく」て
「最先端!」って感じだったのかねぇ。

ありのままを受け入れなさいっていう教えがあるんだったら、
自分の動物としての生そのものも受け入れたらいかがかね、とか思うんだけどね。
欲があったってイイじゃない。ねぇ。